aberuの卵巣嚢(のう)腫記
1月12日
いよいよ入院、そして明日「13日の金曜日」が手術の日だ!(最近までこの日はジェイソンの日だと思い続けていたおバカです。本当はキリストが磔にされた日らしいですね。同じ人、いる?)
地下の売店に行こうとエレベーターで地下に行ったらなんか雰囲気の違うフロアに出てしまった・・・。
寒いフロアでマスクをした人たちが布(?)を片付けている・・・・。
←こんな感じ。ってマスク描き忘れ!
どうにも独特で不気味な雰囲気に戸惑いつつも廊下を進んでいくと
霊安室にきちゃいました!アハハ・・・・・・。
完全に間違えたらしい。シャレにならないぞこれは。
しかしこのフロア、「負の空気」が漂ってました〜。霊感の強い人なら何か感じたかもしれませんね!
そして血圧と熱と脈拍と体重を量る。血圧は普通だったようだが熱が37.5分。あと脈拍が速いと言われた・・・・早死にするよ、自分。
体重は49sだったと思う。なんと、今より痩せてます!
そして診察をすると言われる。いまさら何の診察なんだ?と疑問に思いつつも診察室に行くとそこには・・・・
股開き椅子が!!
この事に関しては語りたくないのでパス。ごめんネ〜。
一部始終の後一気にナーバスになってしまった・・・・。
夜7時10分 悌毛。バリカンみたいものでジョリジョリやられる。ツルツルのツルちゃんになるのではなくミスターのヒゲみたいになった。
8時20分 カンチョーだーっ!腸に液が入るのはなんとも気持ち悪い。入れるのは痛かった。私は坐薬とかシリアナ東京になにか入れるのは大っ嫌いだというのに・・・。
もう、浣腸液が入った瞬間からイタタタ・・・・下痢系の痛みが私を襲う!でも便所で出したら意外とスッキリした。
翌日13日の金曜日
朝一番の手術となった。本当は2番目だったのだが1番目の人が手術しないことになったので繰り上げというわけだ。(なんで手術しないことに?まさか、死・・・!?)
繰り上げといえば当選とか大抵イイコトなのだが、今回はあまりうれしくない。
で、またカンチョー!えーもういいよ勘弁して・・・・しかし逆らえるはずも無くまた1分我慢して便所へGO!となった。
そして手術室へ・・・・。ドックンドックン・・運命のとき・・・!!
てっきりドラマなどでよく出てくるベッドのままガラガラと手術室に入るのかと思いきや、トコトコ歩いて行きました。なんだかドラマチックじゃないよね(笑)。
T字帯以外はすっぽんぽんになるがここまでくりゃ恥ずかしくない、全てを医師に任せるのみ。硬膜外麻酔のためエビのように背を丸める。針を刺されているんだろうが痛くない。
「眠いですか〜?」との呼びかけが3度ほど聞こえたかと思うとその瞬間、私の意識は無くなっていた。
だんだん眠くなるとかじゃなくて、本当にガクッと意識が無くなる。こりゃマイケル・ジャクソンも麻酔つかうよ。
追加:手術台というのは案外固くて狭かったです。その方が手術しやすいのだろうか?
この時はまだ体型は太ってなかったので(出てたのは卵巣で膨れた腹だけ)
デブだから狭く感じたわけではないハズです。
「手術終わりましたよ〜」の声とともに意識回復。
目の前に両親が心配そうにしている。ここはちょっとドラマチックになってた(笑)。
しかしそんな両親の心配をよそに「ああ、なんだ生きてたのか・・・このまま死んでもよかったのに・・・・」と意外にハッキリした意識で思った。
麻酔の影響らしく、全身が震える。とにかくガチガチに。歯なんかも凄く寒いところにいる人みたいにガチガチしてた。
別に寒いわけではないのに看護婦さんは電気毛布をかけた。だーかーらー寒いんじゃないだって!でも術後なのでそんな喋れない。
そして喉がイガイガしてしょうがない。酸素マスクが喉に当たったためだと思われる。
・手術時間について
卵巣嚢腫の手術は簡単で短くて30分で終わるという。担当医もそう言っていた。
なのに私の場合は2時間かかった。そう、それで両親は心配な顔をしていたのだ。
実は最初、嚢腫は左とされていたのだが実際は右だったそうだ。CTとかMRIまで撮ったのにこれはいったい。
その間違いの関係で手間取ったのではないかと。そして麻酔が追加されてガチガチ状態になったのでは?と推理しているが、推測の域を出ないので何とも言えない。
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